スーザン事件グレゴリーをシャーフがトランプで追い詰める

今夜のアンビリーバボーは
『美女殺しの証拠を探せ！！（秘）アイテムで劇的決着！！』という内容です。

1979年に起きたスーザン・シュワルツという女性が殺害され、
その後未解決事件（コールドケース）となってしまったこの事件が
30年以上の時を経て、解決に向かうまでのシャーフ捜査官の戦いの様子が描かれます。
スポンサーリンク

1979年・スーザンの事件・未解決事件簿に

アメリカに住むスーザン・シュワルツが1979年。何者かの手によって命を落とします。
スーザンの遺体の様子はひどいもので、頭に何発かの弾丸が撃ち込まれていました。

相当な恨みを持ったもの、もしくはスーザンが相当な怒りを買ってしまった相手が
容疑者として何人かリストアップされたのですが、
結局その当時決定的な証拠をつかむことが出来なかった警察は、事件を迷宮入りさせてしまいます。

このスーザン殺害事件は未解決事件（コールドケース）として扱われることとなりました。

それから数十年の時が経ち、
ようやくこのスーザン事件は未解決事件の最優先にリストアップされます。2005年のことでした。

そしてスーザン・シュワルツの事件を担当することとなったのは、
後にこの事件を解決へと導くシャーフ捜査官です。

シャーフ捜査官がスーザン事件のことを調べ始めた2005年。
スーザンが殺害された現場付近で、別の女性が殺害される事件が発生します。

この事件は1979年のスーザンの時と状況が似ていました。
そして、現場に残っていた毛髪などから、同じアパートに住むシャーウッドという男が
容疑者として逮捕されます。当然、現場も近く手口も似ているということから
1979年のスーザン殺害についてもこのシャーウッドが疑われます。

そもそも、このシャーウッドは1979年当時の捜査でも容疑者としてリストアップされていたので、
シャーフ捜査官はこの時、スーザンの事件についても同時に解決できると思っていたに違いありません。

シャーウッドの兄弟グレゴリーとスーザンにつながりが

逮捕されたシャーウッドにはグレゴリー・ジョンソンという兄弟がいました。
このグレゴリーもシャーウッドと共に1979年のスーザン殺害容疑がかけられていました。
そしてこのグレゴリーには麻薬や強盗に関する前科もあったため、
シャーフ捜査官はすこし関心をもってグレゴリーのことも調べました。

すると、グレゴリーの別居中の妻はなんとスーザン・シュワルツと親友だったということがわかります。
シャーウッドの起こした事件をきっかけに、思わぬ形で事件が動き始めました。
スーザン・シュワルツの事件に関してグレゴリー・ジョンソンが筆頭容疑者として浮上します。

しかし、捜査は1979年当時と同じでグレゴリーを起訴できるほどの決定的な証拠が出てきません。
さまざまなところから情報を集めようと考えたシャーフ捜査官は、
グレゴリーとかかわったことがある人物がいるであろう刑務所の囚人から情報を得るために
未解決事件の情報に特化したトランプ（コールドケースカード）をつくり囚人たちに与えます。

囚人たちに一人ずつ話を聞くことはとても大変ですし、
どうにかスーザンの事件に関する情報を囚人たちから聞き出す手はないか？と考えた結果、
たいした娯楽もない囚人たちが遊べるトランプ（カードゲーム）であれば、
一度にたくさんの囚人に見てもらえると考え、未解決事件トランプの製作を思いついたのです。

この未解決事件トランプ（コールドケースカード）作戦は見事に的中します。
一人の囚人からグレゴリーがスーザン殺害に関わっているという証言を得ることに成功したのです。
その囚人はグレゴリー自身がスーザンを殺害したことを語っていたのを聞いたというのです。

この証言をもとに、グレゴリーはついに逮捕されます。
シャーフ捜査官の尋問にグレゴリーはスーザン殺害を認めたそうです。

スーザンの親友でグレゴリーの元妻が動機を証言

スポンサーリンク

スーザンがグレゴリーに殺害された原因について、グレゴリーの元妻は匿名で証言しました。
グレゴリーの元妻は日ごろから繰り返されるグレゴリーの暴力にたえられず、
グレゴリーの元から離れたいと、スーザンに相談しました。

スーザンシュワルツは親友である彼女をグレゴリーから遠ざけるため、
シェルターと呼ばれる避難所に彼女をかくまう手助けをしました。

どういうわけか、そのことがグレゴリーの耳に入ってしまい激昂。
スーザンが殺害される原因となってしまいます。

真実を知っていたグレゴリーの元妻が30年以上にもわたって真実を語らなかったのは、
本当のことを言ってしまえば、元妻の家族がグレゴリーの標的にされてしまうからです。

このことについてグレゴリーの元妻は
「スーザンに申し訳ないことをした。彼女を守ることが出来たかもしれないのに」と
後悔の気持ちを述べています。

真実を語らなかったことに対して、スーザンの家族であるゲイリーシュワルツとバレリーラウは
怒るどころか真実を語ってくれた彼女の勇気ある行動に感謝しました。
そしてグレゴリーが出所しても彼女に身の危険が及ばないよう裁判で訴えました。

こうして1979年に起きたスーザンシュワルツ殺害事件の裁判が
30年以上の時を経て2015年に行なわれ、
犯人のグレゴリー・ジョンソンは懲役24年の刑に処されました。

GOLDEN CARDS ゴールドトランプ LOA045-GD（id0a024）【RCP】 価格：1296円（税込、送料別) (2016/7/21時点)

シャーフ捜査官のトランプでグレゴリーを追い詰め、
スーザンの親友の証言によって事件の真相が解決したのは昨年のことです。
35年間苦しめられてきたスーザンの家族たちにようやく心の平穏が訪れたのでした。