東京スカイツリーの心柱の中は避難階段(非常階段)段数は脅威の… [超気になる『テレビ』の話題]
世界一受けたい授業で東京スカイツリーの心柱の中について扱われるようです。
東京スカイツリーは完成以後、日本を代表する観光スポットとして
様々なメディアで取り上げられてきましたが【心柱の中】については
今まであまり紹介されていませんでした。
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東京スカイツリーの心柱(しんばしら)の中は『避難階段(非常階段)』になっています。
筒状になっている心柱はコンクリートでつくられており、なかは空洞です。
その空洞の中は、地上から第2展望室までつづく避難用の階段室となっているのです。
地震が発生した際、心柱はスカイツリーの重量を利用した制振システムとしてその昨日を発揮します。
この心柱の中の避難階段は前述の通り、地上から第2展望台までつづくとても長い階段です。
階段の段数は実に『2523段』ととんでもない数をたたき出しています。
こうした避難階段は、通常であればクレーンを使って下の段から積み上げる工法で作られます。
この工法を東京スカイツリーで実施する場合は、心柱完成後にタワークレーンで上から
避難階段を落とし込んでいくことになります。
あまりにも高い東京スカイツリーにあって、この通常の工法は通用しません。
高すぎるがゆえに、とても効率が悪いからです。
スカイツリーの避難階段設置に用いられたのは『リフトアップ工法』です。
リフトアップ工法は心柱の上から避難階段を取付け、だんだん下に下っていくやり方です。
大きなタワークレーンを荷揚げのために設置する必要がなくなるうえに、
工期も短縮できるというメリットがあります。
高すぎるから造る順番に配慮する
前述の通り、リフトアップ工法によって造られたスカイツリーの非常階段ですが、
やみくもに最上階から下へ下へと造っていったわけではありません。
350メートルを越える日本最高位置に存在する非常階段を造る場合、
急ぐ部分から順序だてて何回かに分けて造られていきました。
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建設当時、心柱の中には非常階段組み立て用の小さなクレーンが設置されていました。
そのクレーンを使用し、地上の心柱最下層で避難階段ユニットを組み立てます。
組み立てた避難階段ユニットは心柱内の上部につけられた
4つのジャッキとワイヤーによって吊り上げられます。
吊り上げられた非常階段ユニットを心柱の壁に取り付けます。
この作業を繰り返すことで下に下にと、非常階段が伸びていくわけです。
このように、避難階段をユニットごとに分割することで、
その1ユニットあたりの重量を減らすことができ、
小型のジャッキでも避難階段を吊り上げることが出来るのです。
そして、ユニットごとに階段は完成していくので、
避難階段ユニットの取り付けが完了した部分は仕上げ作業に取り掛かることが出来、
工期の短縮にもつながります。
スカイツリーの避難階段は一般的なものと同様、鉄骨で作られています。
通常であれば階段を支えるため、その周りに上から下までつながった柱があります。
スカイツリーの非常階段は、ユニットごとにわけ、
取り付け作業も分割で行なうということを配慮し
あえて柱が連続しないように、心柱の内壁から階段を支える構造になっています。
これだけ大きい東京スカイツリーですから、工期だけでなく設計前の段階、
工法を考える部分にも多くの時間を割いているのが解ります。
避難階段だけでもこれほどの内容を考えているわけですから、
建築に関わった肉体派の人だけでなく、
頭を使う頭脳派の人も相当な苦労をしたことでしょう。
とはいえ、今回の記事は避難階段(非常階段)。
スカイツリーに訪れた際に、この階段を使うような場面には遭遇したくないものです。
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東京スカイツリーは完成以後、日本を代表する観光スポットとして
様々なメディアで取り上げられてきましたが【心柱の中】については
今まであまり紹介されていませんでした。
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◆意外に想像通り?◆
東京スカイツリーの心柱(しんばしら)の中は『避難階段(非常階段)』になっています。
筒状になっている心柱はコンクリートでつくられており、なかは空洞です。
その空洞の中は、地上から第2展望室までつづく避難用の階段室となっているのです。
地震が発生した際、心柱はスカイツリーの重量を利用した制振システムとしてその昨日を発揮します。
この心柱の中の避難階段は前述の通り、地上から第2展望台までつづくとても長い階段です。
階段の段数は実に『2523段』ととんでもない数をたたき出しています。
◆どうやって非難階段を設置したのか◆
こうした避難階段は、通常であればクレーンを使って下の段から積み上げる工法で作られます。
この工法を東京スカイツリーで実施する場合は、心柱完成後にタワークレーンで上から
避難階段を落とし込んでいくことになります。
あまりにも高い東京スカイツリーにあって、この通常の工法は通用しません。
高すぎるがゆえに、とても効率が悪いからです。
スカイツリーの避難階段設置に用いられたのは『リフトアップ工法』です。
リフトアップ工法は心柱の上から避難階段を取付け、だんだん下に下っていくやり方です。
大きなタワークレーンを荷揚げのために設置する必要がなくなるうえに、
工期も短縮できるというメリットがあります。
高すぎるから造る順番に配慮する
前述の通り、リフトアップ工法によって造られたスカイツリーの非常階段ですが、
やみくもに最上階から下へ下へと造っていったわけではありません。
350メートルを越える日本最高位置に存在する非常階段を造る場合、
急ぐ部分から順序だてて何回かに分けて造られていきました。
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◆まさに雑学!避難階段の組み立て手順◆
建設当時、心柱の中には非常階段組み立て用の小さなクレーンが設置されていました。
そのクレーンを使用し、地上の心柱最下層で避難階段ユニットを組み立てます。
組み立てた避難階段ユニットは心柱内の上部につけられた
4つのジャッキとワイヤーによって吊り上げられます。
吊り上げられた非常階段ユニットを心柱の壁に取り付けます。
この作業を繰り返すことで下に下にと、非常階段が伸びていくわけです。
このように、避難階段をユニットごとに分割することで、
その1ユニットあたりの重量を減らすことができ、
小型のジャッキでも避難階段を吊り上げることが出来るのです。
そして、ユニットごとに階段は完成していくので、
避難階段ユニットの取り付けが完了した部分は仕上げ作業に取り掛かることが出来、
工期の短縮にもつながります。
◆避難階段ユニットの工夫◆
スカイツリーの避難階段は一般的なものと同様、鉄骨で作られています。
通常であれば階段を支えるため、その周りに上から下までつながった柱があります。
スカイツリーの非常階段は、ユニットごとにわけ、
取り付け作業も分割で行なうということを配慮し
あえて柱が連続しないように、心柱の内壁から階段を支える構造になっています。
◆とにかく考えまくってる◆
これだけ大きい東京スカイツリーですから、工期だけでなく設計前の段階、
工法を考える部分にも多くの時間を割いているのが解ります。
避難階段だけでもこれほどの内容を考えているわけですから、
建築に関わった肉体派の人だけでなく、
頭を使う頭脳派の人も相当な苦労をしたことでしょう。
とはいえ、今回の記事は避難階段(非常階段)。
スカイツリーに訪れた際に、この階段を使うような場面には遭遇したくないものです。
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2016-07-09 01:13
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